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ネパールのお祭り(ダサイン)をご紹介します。

更新日:2024年11月26日

ネパールでは毎年9月後半から10月に掛けて、国を挙げての大きなお祭りがあります。

今回はその中の一つ、「ダサイン(Dashain)」について、ご紹介いたします。

 

ダサインは、ネパールで最も重要なヒンドゥー教の祭りで、約15日間もの期間を掛けて行われます。 
女神ドゥルガーが魔王マヒシャスラを倒した善の勝利を祝うもので、正義や家族の絆を象徴します。
初日には家族で女神を迎える儀式が行われ、中日には動物の生け贄や祈り、最終日には家族が集い祝福を分かち合います。

 
日本の正月に似た雰囲気があり、新しい衣服や贈り物の交換も特徴です。
ネパール全土が祝祭ムードに包まれる重要な文化行事です。

次に各日でどのような事が行われているか?を簡単にご紹介いたします。

 

日付やることイメージ図※  
1日目ガタスタパナ (Ghatasthapana)

女神ドゥルガーを迎えるための儀式が行われます。
家庭の神聖な場所に「カラシュ」と呼ばれる壺を置き、大麦の種を植えて育てます。
これが「ジャマラ」と呼ばれ、最終日に使われます。
2日目
 ~
6日目
準備と祈り

各家庭でドゥルガー女神に祈りを捧げ、大麦の種を成長させるための儀式を継続。
家の掃除や装飾、祭りに向けた準備が行われます。
7日目フルパティ (Phulpati)

神聖な植物を家に迎え入れる儀式が行われます。
王族や政府の行列も行われ、華やかな雰囲気が高まります。
8日目アスタミ (Ashtami)

ドゥルガー女神の力を称え、生け贄(通常ヤギや水牛)が捧げられます。
女神に肉、血、穀物が供えられ、家庭や寺院で儀式が行われます。
9日目ナワミ (Nawami)

ドゥルガー女神の最も強力な形を祝う日。
武器や乗り物(車両など)に特別な祈りを捧げ、力と安全を祈願します。
10日目ビジャヤ・ダシャミ (Vijaya Dashami)

この日は祭りのクライマックスで、長老が若者に「ティカ」と「ジャマラ」を授け、祝福を与えます。
家族や親戚を訪問し、絆を深める大切な日です。
11日目
 ~
14日目 
祝福の継続

各家庭で家族や親戚が集まり、ティカを授ける儀式が続けられます。
遠くに住んでいる親戚が訪問することも多いです。
15日目コジャグラ・プルニマ (Kojagrat Purnima)

満月の夜に祭りの締めくくりを行います。
富の女神ラクシュミに祈りを捧げ、繁栄を願う儀式が行われます。
※イメージ図は生成AI(ChatGPT)で作成したものですので、実際とは異なる可能性があります。

 

このお祭りの時期が近づくと、OJT社員達は少しだけ普段と比較してソワソワし始めるかと思います。

日本人として、相手国のお祭りに少しだけ理解を示し、「ダサイン」が近いんでしょ?などと声をかけて頂けると本人たちは喜びます。

コミュニケーションのきっかけにもなるかと思いますので、是非ご活用ください。

 

その他、ネパールの知りたいこと、ネパール人と接するのにあった方が良い予備知識など要望がありましたら

お問い合わせフォームから連絡を頂けましたら次回のネタとしてアップを検討します。

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